歯周病

  • 歯周病とは

    歯周組織の構造歯の周りの組織(歯周組織)は歯肉(歯ぐき)、歯槽骨(歯を支える骨)、歯根(歯の根元)を覆うセメント質、歯根と歯槽骨をつなぐ歯根膜からなり、歯を正しい位置に固定するための強固な構造を備えています。歯周病とは読んで字のごとく「歯の周りの病気」です。虫歯が歯そのものを破壊する病気に対し、歯周病は歯周組織を破壊する病気です。

    歯周病が進行していくと、歯ぐきだけでなく歯槽骨をも溶かし、最悪の場合歯が抜けてしまいます。歯周病は心疾患、糖尿病などの全身疾患、早産とも深い関連性があることも明らかになっています。例えば歯周病が進行し、血流に乗ると血管に作用して動脈硬化を引き起こします。また、歯周病菌が誤って気道に入ると、原因菌が肺や気管支に感染し誤燕性肺炎を引き起こします。歯周病はお口の中だけでなく、体全体の健康へ影響を与えます。
  • 歯周病の原因

    プラークのついた歯歯周病の原因はプラーク(細菌の塊)です。歯垢とも呼ばれています。歯磨きが不十分で取り除かれなかった食べカスを餌に細菌が増殖し、プラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊を作ります。プラークによって作られた酸が歯周組織を刺激し、炎症を引き起こします。

    その他、喫煙、過剰な飲酒、デンタルフロスや楊枝の間違った使用法、歯並びが悪い、歯ぎしりがある、偏った栄養、糖尿病などの病気、妊娠も歯ぐきに影響を与え、歯周病の原因となる事があります。
  • 歯周病の症状

    口臭厚生労働省の調べによると、成人の約70%が歯周病にかかっているといわれています。歯周病は痛みもなくゆっくり進行するので自覚しにくく、ほとんどの人は歯周病にかかっていることに気がつきません。このように自覚症状がでにくいことから、気付いた時には歯周病がかなり進行しているケースが多く、成人の歯の抜ける大きな原因となっています。下記のような症状がないかチェックしましょう。

    ・歯磨きの時、歯茎から血が出る。
    ・歯がグラグラしたり、歯肉や歯茎がムズ痒い。
    ・歯茎が腫れて赤や紫色だったり、柔らかくなっている。
    ・口臭が気になったり、周りに指摘される。
    ・お煎餅などの固いものを食べると歯が痛い。
    ・歯が長くなったり、食べ物が挟まり易くなった。
  • 歯周病の検査

    歯の動揺検査歯周病は3つの段階に分けられます。歯周ポケットが3mm以内で、歯槽骨の破壊が起こっていない軽度歯周病。歯周ポケットが4~7mmで歯槽骨の破壊が起こっている中等度歯周病。歯周ポケットが6~8mm以上で、歯槽骨の破壊がかなり進行している重度歯周病の3つです。

    歯周病の検査は、歯と歯ぐきの間の隙間である歯周ポケットの深さを計ったり、歯ぐきの腫れや炎症などお口の状態をチェックしたり、歯の動揺、レントゲン撮影などを行い、正確な歯周病進行度を判断します。
  • 歯周病の治療

    デンタルフロス<お口の清掃>
    歯周病を予防・治療する上で大切なのがブラッシングです。毎日歯を磨いていていても歯周病になってしまった場合は、ブラッシング方法に問題があるのかもしれません。歯科医師や歯科衛生士の指導に従い、正しいブラッシング方法を行って下さい。

    また、ブラッシングだけでは行き届かない歯と歯の間の汚れは、デンタルフロスなどのマウスケア用品を使用して、プラークをきれいに取り除きましょう。
  • 超音波スケーラー、口腔外バキューム<スケーリング、ルートプレーニング(SRP)>
    スケーリングとルートプレーニングは歯周病の最も基本的な治療方法です。歯石になってしまったプラークはブラッシングでは落とすことができません。そこでスケーラーと呼ばれる機械を使って歯石を除去します。 

    歯肉や歯周ポケットに入り込んでしまったプラークや歯石には、LMデンタルのキュレットでルート(歯根部)プレーニング(平らに)を行います。スケーリングの後、ポケット内部など奥深くに溜まったプラークや歯石を除去し、汚れや細菌が付着しにくいように歯根の表面をツルツルにします。

    当院では、できるだけ歯石の粉を鼻や口から吸う事を少なくするため、口腔外バキュームを使用しています。スプラッソン社の超音波スケーラーP-MAXの細い歯石除去チップH3等を使い、弱い出力で歯石と内毒素をとっていきますので、痛みが少なくきれいに除去することができます。
  • エムドゲインゲル<歯周組織再生療法>
    中等度~重度歯周病になると炎症が歯肉の奥まで進行してしまい、歯周組織の破壊がひどい場合には、歯周組織を回復させるための歯周外科手術が必要になります。 

    麻酔をかけて歯肉を切開し、歯根に付着したプラークなどの汚染物質を清掃します。次にエムドゲインゲルと呼ばれる歯周組織再生材料を塗布し、最後に切開した歯肉を縫い合わせて終了です。手術後はゆっくり休んで頂き、後日消毒の為に来院して頂きます。手術の所要時間は1時間ほどです

    エムドゲインゲルは子供の頃、歯が生えてくるときに重要な働きをするたんぱく質の一種(エナメルマトリックスデリバティブ)が主成分で、歯周病の部位に塗布することで歯が生えてくる過程に似た環境を再現する事が出来ます。これにより歯周組織を再生させ、健康に近い状態まで回復させます。

中野区 歯医者 歯科 歯周病 インプラント 山田歯科医院